マーボードーフとマーボーナス

結局マーボーナスになってしまった…
晩ごはんのおかずをマーボードーフとマーボーナスのどちらにするか、家族みんなでもめることがよくある。結局は多数決でいつもマーボーナスになってしまう。ナスが嫌い、そしてマーボードーフが大好きなわたしにとってマーボーナスは嫌いな食べ物ベスト5に入っている料理だ。
どちらもよく似ている料理に見える。入っている具が豆腐かナスかという違いのように思える。でもこの2つの料理、実は全然違うものなのだ。今回はマーボードーフとマーボーナスという似ているけど全然違う2つの料理を紹介しよう。
2つのうち先にできたとされるのはマーボードーフだ。マーボードーフは今から100年ぐらい前に中国の成都(パンダや三国志の蜀で有名なところ)にある 小さな店で誕生した。その店の店長の奥さんが初めてマーボードーフを作ったといわれている。その奥さんの顔にはぶつぶつのできもの(中国語ではぶつぶつの できものを麻点という)が一杯あったから、マーボードーフ(麻婆豆腐)と呼ばれるようになった。
マーボードーフは赤唐辛子に花椒(山椒みたいなもの)、さらには豆板醤で味付けをして炒めた料理だからものすごく辛い料理だ。辛いというのは四川料理の特徴だが、あまりにも辛すぎて日本では花椒を抜いて辛さを抑えた味付けが一般的と言われている。
一方のマーボーナス。こちらは日本でアレンジして作られた料理だ。その元となった料理はユーシャン・チエヅ(魚香茄子)というあまり聞いたことがない料 理である。この料理はナスをニンニクやショウガで味付けして油で揚げた料理なのだ(そうは言っても豆板醤や赤唐辛子も普通に入れるが)。
日本で販売されているマーボードーフの素やマーボーナスの素も味が微妙に違う。だからマーボーナスの素が余っているからマーボードーフを作ろうとしても(その逆も一緒で)あまりおいしくは作れない。この2つの料理、似ているようで全然似ていない料理なのだ。
マーボードーフとマーボーナス、どちらもおいしい料理だとは思う。しかし小中学生の約12%はナスが嫌いというように、ナスは嫌いな食べ物の代表だ。そ して意外なことにマーボードーフも小中学生の約4%は嫌いなようだ。心の底ではマーボーナスは嫌いだが、どちらの料理も子供たちに人気が出るようになって ほしいと思う。
ブログ(sharp78.com)より